きれいな目元

日本人とヨーロッパやアメリカなどの欧米人との顔の印象で大きな違いを感じることが多いパーツのひとつが、まつ毛の長さや向きなどではないでしょうか。数が少ないと全体的に地味な印象になるので、ボリュームや長さなどを少しでもアップさせようと色々な対策に腐心している方も少なくありません。それほどきっちりメイクをしていなくても、欧米人の目元が華やかなのは、まつ毛の長さや向きが決定的に違うことが大きく関係しているようです。映画であったりメディアで利用される番宣写真であったり、確かに外観に違いがあるのは明らかですが、どこに原因があるのか何となく印象の違いに結論を持っていきたくなりますが、決定的な違いの一つがまつ毛の長さと向きにあります。

特に目元は目の大きさやまぶたのほかに、まつ毛の違いで印象は一変します。実際のところ欧米人とどれほどの違いがあるのか、具体的な数値で比較対象してみると日本人の平均は6.8㎜なのに対して、欧米人は8.1㎜、わずか1.3㎜の差ですが比率的に見れば欧米人に比べると日本人は2割弱短いことが分かります。本数でも差が明らかで、欧米人平均は片目周辺で120本、なのに対して100本と、やはり20%ほど毛の量もすくないことが明白です。これはあくまで平均値なので、毎日のようにビューラーを使用したり、エクステなどを長期間つけているなど、まつ毛に負担をかけている生活を日常的に送っていると、100本よりもさらに少なくなっていると考えて間違いありません。さらに目元の印象を左右するのが、毛が生えている方向です。欧米人はまぶたに対して上向き、平均100度ほどなのに対して日本人は下向きで80度ほどに止まります。長さも短いうえに映える向きも下向きでは、元来欧米人のような華やいだ印象のメイクの仕上がりをするのは、なかなか難しいものがあります。

それでは少しでもまつ毛の成長を促し、可能な限り短時間で長くするにはどのような方法があるのでしょうか。この問題はまぶた周辺では皮膚が薄く、毛の成長周期も数か月程度と頭髪とはかなり条件が違うことに配慮するのが賢明です。まぶたの周囲は皮膚が薄く、わずかの刺激で毛が抜けたり、毛母細胞にダメージを与える可能性が高いので、外部的刺激は出来る限り控えた日常生活を送ることが基本です。逆説的なようですが少しでも長く綺麗に見せようとして、エクステやビューラーの使用などは直接刺激を与える行為です。頻繁な刺激を避けようとパーマを利用するのも、刺激性の強い薬品類を使用するので毛根などへのダメージで言えばさほど変わりません。毛の健康な成長を希望するなら、これらの方法は控える方がベターです。また直接刺激を与えるわけではありませんが、アイメイクの取り扱いにも注意が必要です。メイクを完全に除去するために強くこするのは刺激になりますし、反対にメイク汚れを除去しないのも瞼周辺のデリケートな皮膚にはダメージです。ポイントメイク用のリムーバーなどを使用して、メイクだけを狙い撃ちするのがポイントです。

まつ毛に直接ケアする方法には、美容液や医療用育毛剤を使用する方法もあります。美容液は潤いやコシなどを与える為に、髪への栄養成分が配合されていますが育毛効果までは期待できません。これに引換え、医療用育毛剤は臨床試験などで育毛効果が確かめられた医薬品なので、一月ほどの使用で育毛効果を期待できます。ただし付け方を間違えると色素沈着するなどの副作用があるので、使用にあたっては注意が必要です。そして頭髪と同様に良質な睡眠と、多彩なタンパク源をとりいれたバランスのとれた食生活も長期的にはまつ毛の成長にプラスとなります。