寝不足が肌荒れを引き起こすメカニズム|最適な睡眠時間とは

2020年04月14日

よく睡眠の質は肌の調子に影響を与えると言われていますが、とりわけ寝不足は肌荒れのもととされています。あまりにも繰り返されてきたので俗説のように考える向きもあるようですが、実際に睡眠不足気味の生活を継続していると、肌のハリやみずみずしさなどが次第に喪失していくのは誰の身にも心たりのあることでしょう。それではなぜ寝不足が肌荒れなどの肌トラブルの原因になるのか、そのメカニズムはどのようになっているのでしょうか。

睡眠は日中の疲労を回復し、肌にとってはダメージを回復するための重要な時間なのは確かです。睡眠中は全身の細胞が疲労を回復し損傷を蒙った部分では修復が行われています。とりわけ新陳代謝が活発な皮膚細胞にあっては紫外線や乾燥などの影響でダメージが蓄積しやすいため、睡眠中は貴重な回復時間と位置づけられます。睡眠中に重要なのは成長ホルモンの分泌にあります。成長期はもちろん成人以降の年代にあっても、微量が分泌されています。この成長ホルモンは細胞分裂を活性化射せる働きがありますが、睡眠中に分泌されています。つまり良質な睡眠をとることで成長ホルモンが分泌されますが、寝不足などでは十分に成長ホルモンが分泌されません。ここに寝不足が肌荒れにつながるメカニズムが存在しています。

もう一つ皮膚の健康を維持する上で重要な役割を担っているのが、表皮で繰り返されているターンオーバーと言う現象です。皮膚の一番外側の表皮は常にダメージやストレス要因にさらされているので、新旧の細胞が新陳代謝を繰り返し、古い角質を廃除し蓄積したメラニン組織を排除する過程が繰り返し行われています。紫外線の影響を小さくしようと、表皮の底にあるメラノサイト細胞がメラニン色素を分泌し、その結果赤褐色に肌の色が変化します。ターンオーバーが正常なら、メラニン色素のやがては排泄されもとの色合いに回復します。ところが寝不足で成長ホルモンが不足すると、この過程が停滞し肌合いのハリがなくなりくすみや乾燥が目立つことになります。

これらのメカニズムが機能することから、寝不足は肌荒れを防ぐために快勝するべき生活習慣だとわかります。それでは最適の睡眠時間はというと、絶対的に正しいタイムスパンというのはありませ-ん。7-8時間程度というのが睡眠時間の目安とはされていますが、要は快適で寝覚めが良く肌の調子も問題なければ、それが自分にとって最適の睡眠時間と考えることができます。